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帯状疱疹ワクチンの定期接種に関するお知らせ

掲載日:2025.04.15

帯状疱疹ワクチンの定期接種に関するお知らせ

令和7年度より、帯状疱疹の発症および重症化予防のため、対象となる方々への定期接種が開始されます。医療法人ミライエ 緑町診療所でも積極的に接種を進めていきます。
大切なご自身の健康のために、この機会に接種をご検討ください。

1. 定期接種の開始時期と対象者

令和7年度から、帯状疱疹ワクチンの定期接種が始まります。対象となる方には、お住まいの自治体から接種券が郵送されます。

定期接種 対象者について

基本対象者

その年度に65歳 になる方
※その年の4月2日から翌年の4月1日までに誕生日を迎える方

追加対象者(令和7~11年度:5年間限定の特例措置)

その年度に 70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳 になる方
※その年の4月2日から翌年の4月1日までに誕生日を迎える方

特例措置 (令和7年度のみ)

100歳以上 の方全員
※令和7年度のみ

2. 接種の流れ

  1. 対象者の方には、お住まいの自治体から接種券が郵送されます。
  2. 接種券がお手元に届きましたら、接種可能な医療機関にご予約ください。
  3. 予約した医療機関でワクチンを接種します。

3. ワクチンの種類について

帯状疱疹ワクチンには、現在2種類あります。それぞれの特徴をご理解の上、医師と相談して選択してください。

ワクチンの種類

  • 生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」)
    1回の接種で済みますが、免疫機能に異常のある疾患をお持ちの方や免疫力を抑制する治療を受けている方などには接種できません。
  • 不活化ワクチン(シングリックス®筋注用)
    2回の接種が必要ですが、生ワクチンよりも高い予防効果が長期間持続すると報告されています。免疫機能が低下している方でも接種可能です。

生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」)

  • 接種回数:1回
  • 予防効果と持続期間:約5年で約40%程度

不活化ワクチン(シングリックス®筋注用)

  • 接種回数:2回 (通常2か月間隔)
  • 予防効果と持続期間:約5年で約40%程度

4. ワクチンの安全性

生ワクチン、不活化ワクチンともに、安全性は従来のワクチンと同程度と考えられています。主な副反応として、接種部位の痛みや腫れ、赤み、全身の倦怠感、筋肉痛、頭痛などが報告されていますが、多くは一時的なものです。

5. 帯状疱疹について

原因

多くの人が子供の頃にかかる水ぼうそう(水痘)のウイルスが原因です。ウイルスは治癒後も体内の神経節に潜伏し、加齢や疲労、ストレスなどで免疫力が低下すると再び活性化して帯状疱疹を発症します。

発症率

80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。

後遺症

最も一般的な後遺症は「帯状疱疹後神経痛(PHN)」で、皮膚症状が治った後も長期にわたって痛みが続くことがあります。帯状疱疹にかかった患者さんの5人に1人がPHNを発症するとされています。

リスク因子

持病があると発症リスクが上昇することが知られています。

  • がん患者:2~8倍
  • 糖尿病、高血圧患者:約2倍

接種費用について

千歳市および近隣自治体の自己負担額は以下をご確認ください。費用はあくまで目安のため、詳細については各自治体にご確認ください。

千歳市

  • 生ワクチン(1回):2,660円
  • 不活化ワクチン(1回あたり):6,620円
  • 不活化ワクチン(合計2回分):13,240円

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札幌市

  • 生ワクチン(1回):4,500円
  • 不活化ワクチン(1回あたり):10,800円
  • 不活化ワクチン(合計2回分):21,600円

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恵庭市

  • 生ワクチン(1回):4,400円
  • 不活化ワクチン(1回あたり):11,000円
  • 不活化ワクチン(合計2回分):22,000円

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北広島市

  • 生ワクチン(1回):4,200円
  • 不活化ワクチン(1回あたり):10,800円
  • 不活化ワクチン(合計2回分):21,600円

関連リンク

その他

帯状疱疹ワクチンに関する情報は厚生労働省のHPをご参照ください。 お住まいの自治体の定期接種に関する詳細(対象者への通知時期、接種可能な医療機関、正確な自己負担額など)については、各自治体のホームページやお知らせをご確認いただくか、担当窓口にお問い合わせください。