【2026年ご挨拶】千歳市に根ざすチーム医療と訪問診療の新体制
掲載日:2026.01.01
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
皆様、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。医療法人ミライエ 院長の稲熊です。
当院は2020年の開院以来、「町のかかりつけ医」を目指し、地域の皆様の健康を支えてきました。
開院直後の新型コロナウイルス流行時には、地域の不安を解消するため、いち早く発熱外来を開設し、有事の際こそ頼れる医療機関であることを目指してまいりました。
一昨年の8月からは訪問診療を開始し、昨年の8月からは午前・午後の時間帯で、外来診療とは別に訪問診療も行っています。
当院は高血圧、コレステロール血症、糖尿病といった生活習慣病から、慢性心不全、肺気腫、喘息、腰痛、捻挫、切り傷の縫合、皮膚疾患まで、幅広く診療を行ってきました。
これは、私が家庭医、総合医として、皆様の「かかりつけ医」であるべきだと考えているからです。
【チーム全体でかかりつけ医】
しかし、私ひとりで総合医ではありません。当院は、時代の変化と地域のニーズに応え、診療体制を拡充しています。
4月には、本橋先生という新たな常勤医を迎え、互いに協力し、患者様一人ひとりに最適な医療を提供できるよう努めています。
総合医という役割は、決して医師一人の力で担えるものではありません。本橋先生をはじめとする医師、医療行為を支えてくれる看護師、医療事務、オフィススタッフなど、チーム全体が、総合医、家庭医、かかりつけ医としての機能を十分に発揮できるのです。
それぞれの専門知識や経験を共有し、連携することで、より質の高い医療を提供することができます。
【人生の段階に応じたワクチンを提供】
予防できる疾患のリスクを最小限に インフルエンザ、新型コロナ、肺炎球菌、帯状疱疹、子宮頸がん(HPV)など、各種ワクチン接種をご用意しています。
これは、皆様のライフステージに応じたワクチンを提供し、病気のリスクから守るためです。
特に後期高齢者では入院して体力を落とすと、もう以前の体力は戻らず、老衰が進んでしまいます。高齢者の皆様にとって、入院による体力低下(ロコモティブシンドローム)は、その後の日常生活に大きな影響を及ぼします。最悪、自宅での日常生活が送れなくなってしまいます。
【訪問診療という選択肢】
高齢化が進む中、高齢者は通院が困難になる方も増えています。特に冬場は、転倒のリスクが高く、近距離であっても通院が難しい場合があります。そのような方々のために、当院では訪問診療を行っています。
訪問診療は、通院困難な方々すべてに開かれています。転ばぬ先の予防医療、転ばぬ先のワクチン、転ばぬ先の訪問診療。皆様のライフステージに応じた医療を提供する準備が整っています。
高齢のため通院が困難になった患者様は、ぜひ当院にご相談ください。
【2026年も、皆様の「人生の伴走者」として】
私たちは、皆様の「人生の伴走者」として、健康をサポートしていきたいと考えています。皆様一人ひとりの人生において、安心して千歳市で生活できるよう、全力でサポートいたします。どのような病気のリスクがあるかを予測し、予防医療にも力を入れ、皆様が健康で豊かな人生を送れるよう、お手伝いさせていただきます。
これからも、地域の皆様に寄り添い、信頼される「かかりつけ医」として、スタッフ一同、精進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。